みなさんこんにちは!
骨を強くするには・・・
ぎゅーうにゅーうに相談だっ
なんてCMも流行りましたね。
私たちは小さい頃から、
牛乳を飲みなさい!と言われて育ってきました。
日本人は骨粗鬆症が多い国です。
その理由として挙げられているのが
『カルシウム不足』です。
骨の主成分はカルシウムなので、
骨密度が低い=カルシウム不足=カルシウム豊富な食品(牛乳)を摂るべき
という方程式が作られていたんですね。
骨にも『骨代謝』があります。
毎日、骨を作る骨芽細胞と
骨を壊す破骨細胞がサイクルを繰り返し、
全身に206本もある骨を少しづつ
新しい骨に入れ替えているのです。
このサイクルが20歳をピークに、
段々骨を壊す破骨細胞の働きの方が活発になるので
高齢者なるにつれて
骨粗鬆症のリスクが高まる
なので、もっとカルシウムを摂って骨に栄養を!!
と言われています。
確かに、カルシウムは身体にはなければならない栄養素です。
現在日本では、
成人一人当たり600〜700mgのカルシウム摂取が
必要とされていますが、
戦前、日本は栄養源が枯渇していたので、
当時の人たちのカルシウム摂取量は
200〜400gほどだったと推測されています。
成長期の大切な時期にカルシウムが摂れない、、、
しかし、それでも骨は成長していましたし、
大人になってみんな骨粗鬆症かと言われれば
全然そんなことありません。
骨粗鬆症による骨折は極めて稀なものでした。
カルシウムの摂取量は上がっているのに
骨粗鬆症は年々増加しています。
現時点で骨粗鬆症の患者数は1300万人※と推測されています。
※骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版より
ではなんでこんなに骨粗鬆症が多くなってしまったのか・・・
科学が進歩しすぎたせいなのです。
骨の強化に大きく関わってくるのが、
実は『負荷を与える』こと。
人間の身体はよくできています。
筋肉も骨も、
その人の生活にあった分だけ付くのです。
毎日肉体労働していれば
自然と必要な筋肉は付いてくるし、
逆に全然動かなければ
筋肉は衰えていきます。
骨も同じです。
何ヶ月も寝たきりでいると
立ったり歩いたりが困難になります。
なぜなら脳が、
この人にはこれ以上必要ないから
と判断するからです。
使わないと衰えていきます。
今は移動するにも車や電車があります。
掃除機までも全自動が出てきている時代です。
確かに便利ではあるのですが・・・
考えものですね;;
まとめ
骨代謝によって
骨は何歳になっても生まれ変わり続けます。
もちろん骨を丈夫にするために
カルシウムとバランスのいい食事は大切ですが、
将来、自分の足で元気に生活するために
『歩くこと』も取り入れてみてください。
特に、日光に当たることで
体内でビタミンDが生産されるため
カルシウムの吸収率をよくしてくれます。
年々便利な世の中になっていますが、
健康な身体でいるために
頼りすぎず
の生活をしましょう!!